【用語集に記載の内容について】

用語集に記載されているメソッドや関数の引数は、VBAエキスパート試験の試験範囲に基づいており、すべての引数を網羅しておりません。 また、書式は公式テキストの記載に準じています。
試験範囲外の引数や詳細については、ヘルプ機能やオブジェクトブラウザーをご参照ください。

【コードをコピーして実行する場合の注意】

文字コードの関係上、半角の「¥」は「/」で表示されるため、当サイトでは全角の「¥」で記載しています。当サイトのコードをコピーして実行する場合は、全角の「¥」を半角の「¥」に変換してください。

Format関数

名称Format関数
説明
引数に指定した値に書式を適用した文字列を返します。
書式
Format(値, 書式)

書式:書式記号を指定

書式記号はダブルクォーテーションで囲みます。

引数「書式」には、[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで指定する書式記号を指定しますが、使用できない書式記号もあるので注意してください。

コード例①
【日付の書式記号を適用】
Sub Macro1()
    MsgBox Format("2025/1/3", "yyyy/mm/dd(aaaa)")
End Sub

Format関数の引数に指定した値に、書式「yyyy/mm/dd(aaaa)」を適用した値を取得し、メッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、「2025/01/03(金曜日)」がメッセージボックスに表示されます。
コード例②
【書式記号0を適用】
Sub Macro2()
    MsgBox Format(1, "0000")
End Sub

Format関数の引数に指定した値に、書式「0000」を適用した値を取得し、メッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、存在しない桁は0で埋められるため、「0001」がメッセージボックスに表示されます。
コード例③
【書式記号#を適用】
Sub Macro3()
    MsgBox Format(0, "#")
End Sub

Format関数での引数に指定した値に書式「#」を適用した値を取得し、メッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、0は空欄で表されるため、メッセージボックスには何も表示されません。
コード例④
【桁区切りを適用】
Sub Macro4()
    MsgBox Format(1000, "#,##0")
End Sub

Format関数の引数に指定した値に、書式「#,##0」を適用した値を取得し、メッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、「1,000」がメッセージボックスに表示されます。
コード例⑤
【時刻の書式記号を適用】
Sub Macro5()
    MsgBox Format("04:03:05", "hh時mm分ss秒")
End Sub

Format関数の引数に指定した値に、書式「hh時mm分ss秒」を適用した値を取得し、メッセージボックスに表示します。

マクロを実行すると、「04時03分05秒」がメッセージボックスに表示されます。
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